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横手の食で科学!?2009.07.29 Wednesday
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蝉の声があちらこちらから聞こえてきて、夏休みムード満点なはずの今日この頃、いっこうに梅雨明けしそうにないのって、どういうこと!!!
梅雨前線さま、ちょっと長居しすぎじゃありませんか?
今日は浅舞小学校で開催された「横手市科学お楽しみ広場」に行ってきました。ここは夏休みって感じ。
この広場は横手市教育委員会と横手市理科教育研究会が共催で行ったもので、横手市内小学3〜6年生が参加したものです。
「科学」と「食と農」一体どんな関係が・・・とお思いでしょうが、おもっしろい実験をしている教室を見つけちゃいました。
そのコーナーは「調理は科学だ」
〜横手産の果物や野菜などを使って色水の変化の実験をしよう!〜
えーーーっ!一体どんな実験!?
簡単に説明すると、紫キャベツのゆで汁に横手産の野菜や果物を入れたら、ゆで汁はどんな色に変化するかという実験なんだそうです。
紫キャベツのゆで汁の色はきれいな紫色です。そこに、きゅうり、りんご、キウイ、梅など入れ、割り箸でかき混ぜると・・・あら不思議!色が変化するのです。
オッホン!説明しよう!
紫色は中性。これが赤紫色になると酸性、青紫色になるとアルカリ性なのです。
でっ!今回の目玉実験。「横手やきそば」の麺を入れたらどうなるのか!?
こんな実験は横手初、いやっ、全国初でしょう。
このコーナーの先生は、横手南中学校のPTAでもあり「よこての食べかた」の会員でもある高沖さんです。助手を務めるのは横手南中学校科学部とホームメイキング部の皆さんです。
今回実験に使った麺は横手やきそばの麺なのですが、実験用に特別に作っていただいたものを使用しています。
さて、どうなるか・・・。
あっ!紫色から緑色に変わった。これはゆで汁がアルカリ性に変化したんですね。
と、今度はそこに横手やきそばソースを入れてみました。今度は赤くなったー!!!
おもっしろい!子どもレベルではしゃぐ私・・・。
緑色に染まった麺はちょっと見た目は気持ち悪いけど、食べてみたらうっすらキャベツ味の麺でしたよ。
実験に使った麺は捨てずに横手やきそばに調理して食べました。
かなちゃんも一口。見た目は普通の横手やきそばです。ホッ・・・。
あっ!横手やきそばじゃん、うめっ!
身近な食材を使って料理する時にも、科学現象を見ることができるんですねぇ。横手の食材も七変化!?
今日はちょっぴり夏休みの子どものころに帰った気分で楽しい一日でした。
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光り輝くすいか2009.07.27 Monday
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7月に入ってから、すいかの取材に何度か雄物川地域おじゃまする機会がありました。
今日も取材に行ってきたのですが、私はついに!私の前々からの疑問を解決するブツを見てしまいました!
私の疑問とは、畑で見たすいかの表面は白くベールがかっているように見えるのに、出荷前、もしくはスーパーで売られているすいかはきれいに磨かれ、まるでお嫁に行く花嫁さんみたいに光輝いています。
「どうやって磨いているの!?」
ボーリングの時、自分のボールを磨く作業を思い出しました。
自分のボール一個だって磨くの大変だよーーー!!!
何千、いや何万個のすいかを手で磨くというのは・・・想像できません。
して、その正体は・・・。
「すいか磨機」
えっ、ダジャレですか!?
いいえ、いたって真面目な機械です。
こんな機械が存在するとは・・・。
恐るべし農機具。私の知らない世界です。
この機械にすいかを入れると、ブラシとスポンジで磨かれながら押し出されてくる仕組みになっています。
【使用前】
【使用後】
わぉー!ぴっかぴかです。
この「すいか磨機」は、今ではすいか農家さんの必需品になっているようですが、以前は一個一個手で磨いていたんだそうです。
すいかが私たちの口に入るまで、いろんな工夫や工程を経ているんですね。
さて「食と農からのまちづくり」ホームページの「ちょっといい、旬な物語」のコーナーで、若手すいか農家 佐々木和幸さんの物語を近日UPします。
かなちゃんもびっくりの驚きネタ満載です。どうぞご覧くださいね!
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給食のカレーライス2009.07.24 Friday
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横手市内の小中学校は明日から夏休みに突入!
夏休み前最終日の今日、平鹿地域の小中学校でシシリアンルージュ入りの夏野菜カレーが給食に登場するというので平鹿中学校におじゃましました。
一歩校内に入ると学校全体にカレーの匂いが広がっています。その匂いは私の脳を刺激し、腹へりレベルを急激に上昇させます。
おじゃましま〜す!
いかにもカレーが好きそうな爽やか君に給食の中で何が一番好きか聞いてみました。
答えは「カレーです。」ビンゴー!!!
ちなみに、教室のみんなに今日のカレーライスにトマトが入っているかどうかわかりますか?と聞いてみたところ、ほとんどの生徒が気付かなかったようです。
トマトが苦手だという女子生徒も気づかずにおいしそうに食べていました。
それもそのはず。シシリアンルージュをピューレ状にしたものを加えているからなんです!
と、そこにベリーナイスなタイミングでお昼の放送が入りました。
給食委員から「今日の給食一口メモ」のコーナーです。
「みなさんの待ちに待った夏休みが明日から始まります。・・・・・・(省略)夏休み前最後の給食は、平鹿町のナスやトマトの入った夏野菜カレーです。・・・(省略)今日は横手市で一押しのシシリアンルージュという品種を使っています・・・」
このコーナーは栄養教諭の佐々木景子先生が作ったメモを給食委員からみんなに向けて毎回紹介するんだそうです。
このような説明があれば、地元の野菜に興味を持つだろうし、給食もよりおいしくなるんでしょうね!
そして、かなちゃんも給食をいただけることに・・・。
何年ぶり?いや何十年ぶりの給食でしょう!わくわくします。
いっただきま〜す!まずは牛乳にストーローさして、でも飲まないんだなぁ。
やっぱり一口目はカレーから。
う〜ん、給食のカレーだぁ、懐かしい味。でもどこか違う・・・シシリアンルージュの爽やかな夏の味がほんのりしました。
「うめっ!」
ある男子生徒が言っていました。
「夏に食べたい味です!」
なんて素敵なコメントでしょう。そう、そのとおり!!!
佐々木先生は、今後も学校給食に地元の野菜の他に郷土料理(みずかやき、納豆汁等)・お菓子・デザート(豆腐カステラ等)を積極的に取り入れていきたいとおっしゃっていました。
飽食時代の今だからこそ、実は身近な郷土料理を知らなかったり、地元の野菜のおいしさを知らなかったりするのかもしれません。
私は子どもの頃、献立表を冷蔵庫にはり、自分が気に入ったメニューの日に花丸をつけていました。その日は何が起こっても休まないぞ!そう決めていました。
今の子どもにそんな子は・・・いないよね!?
でも、こんな素敵な献立なら花丸つけちゃうかも・・・と期待しちゃいます。
給食からも地産地消の輪が広がっているようです。
今日はごちそうさまでした。
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桃食2009.07.22 Wednesday
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今日は日本列島皆既日食で大盛り上がりでした。残念ながら横手市はその時間帯曇っていたため太陽を見ることが出来ませんでした。もう26年後までのお楽しみかぁと思っていたら、ほんの一瞬太陽が出たらしくそれを知人のOさんが撮ってたのです。
横手から見た皆既日食の様子です。神秘的〜!
日食の「食」というのはお日様が隠れる、食べられちゃうと言う意味なのかなぁ。私たちが口に入れる「食」とどういう関係があるんだろうなんて考えてみたり・・・。
この写真を見ると、丸〜い果物かおにぎりを神様が「かぷっ」と一口食べたように見えますね。
さて、話は変わって、横手市の増田地域から横手地域まで通ってる山沿いの広域農道、通称「雄平フルーツライン」は私が横手の中でも大好きな景色の一つです。道の両側に広がるりんご畑。そこから見下ろす横手盆地の田園風景、雄大な鳥海山。その景色を見るとふるさと横手をあらためて好きになります。
りんごの実はまだ青く小さいのですが、ほんのり色づいて美味しそうな果実を発見!
桃、桃、桃ーーー!!!
近づくと桃の甘〜い優しい香りがしました。
川中島白桃・黄金桃(おうごんとう)・平成小町・みさか白桃・あかつき・白鳳(はくおう)・大久保・おどろき・なつおとめ・ネクタリン
これ全部横手で作られている桃の名前です。ほんと、いろんな品種があるんですね。びっくりしました。
桃は以前比較的暖かいところが産地として適していたらしいのですが、ここ何年かの温暖化の影響で、横手でも桃の栽培に適していることが実証されてきたんだそうです。秋田県内で、横手は桃の生産量NO.1なんですよ。
さて、かなちゃん思いっきり桃にかぶりついてみました。
ジューシーうめっ!
桃を食べるとその甘さとみずみずしさに、思わず笑みがこぼれます。
ムフフフ・・・。
横手の桃は増田・平鹿地域を中心に7月中旬から10月頃まで収穫されるそうです。雄平フルーツライン沿いには桃を販売している直売所もあります。ぜひドライブで素敵な景色をながめつつ、桃も食べてみてください!
きっと日食よりもオイシイ感動に出会えるはずです。
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あきた夏丸、いよいよ出陣!2009.07.21 Tuesday
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こんにちは。夏の食べ物ですいかが一番大好きかなちゃんです。
すいかのどこが好きかって?
まん丸なところ。この緑に縦じまの球体を見ているだけで幸せな気分になります。
丸っていいなぁ。
もちろん味も好きですけどね。
さて、7月20日は全国的には海の日です。でも、横手市雄物川地域では
「あきた夏丸の日」なのです!
7月20日を語呂あわせで「夏丸(720ナツマル)の日」(ナイス語呂!)とし、JAおものがわではすいかの出発式が行われました。
出発式では安全等を祈願して神事が執り行われました。
その後、トラックのドライバーさんにミスフレッシュキャンペンガールから安全を願って花束が贈られました。トラックは首都圏の市場に向けてみんなが見守る中出発しました。
私は初めて農作物の出発式に参加させていただいたのですが、式を見てちょっぴり感動しました。だって、すいかがこんな風に出発式を経て出荷されてるなんて思いもよらなかったから。生産者さんの思い、JAおものがわさんの思い、すいかに関わる全ての方の思いがぎゅっと詰まっていて、その熱い思いがすいかに込められているんだと感じることができました。
さて、みなさんの汗の結晶「あきた夏丸」の試食です。
見てください!真っ赤でみずみずしい夏丸を!
あきた夏丸と他の大玉品種との最大の違いは、シャリ感だそうです。
肉質が硬くシャリっとしていてみずみずしく、さわやかな甘さがあります。この日測った糖度は13度。これはすいかとしては本当に高い糖度なんだそうです。
かなちゃんもお待ちかねの試食タイム!
満点「うめっ!」文句なしです。
秋田生まれの雄物川育ち 秋田オリジナルブランドの「あきた夏丸」は8月いっぱい収穫・出荷されます。
ミスフレッシュキャンペーンガールも自信を持って「うめっ!」とお奨めする雄物川産の「あきた夏丸」を皆さん応援してくださいね!
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我が家のイタリアン2009.07.19 Sunday
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7月の3連休は大荒れの天気です。今日は外に出ずにまったりと家で過ごそうかと思います。
でも、こんなに雨が降ると収穫前の農作物が心配ですね。
さて、我が家の唯一の農作物!?シシリアンルージュは今どうなっているかというと・・・、
あちゃーっ!すんごいことになってます。ある意味芸術作品です。
タイトル「自由」
一応このプランターには2本の苗を植えたはずで、向って左がミネちゃん、右がバルちゃんと名前までつけて、大事に大事に育ててきたはず・・・。
大事に・・・、すみません・・・。ほとんど手をかけていません。でも、こんなに大きくなりました。
そしてついに!バルちゃんがつけた実が赤く色づいてきたのです!
赤く輝くその実はまるで宝石のルビーのようです。
(出た!日本大げさ協会)
今日の夜はさっそく収穫を祝って、先日食のアカデミーで勉強したイタリアン料理を作ってみようかな。
えっ?たった一個でですかって?
ご心配なく。現在市内スーパーでは横手産のシシリアンルージュが販売されているのです。
それと一緒に使えば我家でもイタリアンができるわけです。
まっ、家のミネちゃん・バルちゃんのだけでできれば最高なんでしょうが、それは今後のお楽しみということで!
横手産シシリアンルージュは真ん中の「オイシイって、楽しい!」のロゴマークが目印です!
今日は「土用の丑の日」です。この日は鰻を食べるのが習慣になっているようですが、「丑の日に『う』の字がつく物を食べると夏負けしない」という言い伝えがあるそうです。梅干し、うどん、鰻・・・うめっ!イタリアン
世の中のみんなが鰻を食べる時、家族が何と言おうと「イタリアン」です!
我が家はシシリアンルージュで夏を乗り切ります!
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家庭で簡単イタリアン2009.07.16 Thursday
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昨日は横手市民「食のアカデミー」7月期が開講されました。
今月のテーマは
“家庭で簡単イタリアン”トマトで美味しく健康に です。
横手市民「食のアカデミー」は、大雄ふれあいホール内にある「食のアカデミー」で考案した横手産の旬の食材を使った地産レシピ講習や、食材について市民の皆さんに知っていただき、横手の食と農に関する情報交換の場として活用していただくところです。
7月1日号の市報で参加者募集をしたところ、開始30分で定員に達してしまうほどでした。市民の皆さんの関心の高さが伺えます。
食のアカデミーの菅栄養士が調理の手順を説明します。
横手で採れた夏野菜をたっぷり使って、鶏肉のソテーに添える野菜をオリーブオイルで炒めていきます。オリーブオイルが熱せられ、そこにニンニクが投入されると、香ばしいニンニクの香りが調理室中に充満し、食欲スイッチが完全にON状態に。
オリーブオイルにガーリック、それだけでイタリア〜ンな雰囲気になります。
ここに、横手の特産品シシリアンルージュをただただ煮込んだだけの無添加トマトペーストが加えられます。
ブログでも何度か紹介していますが、シシリアンルージュはイタリア生まれの横手育ち、生で食べても十分美味しいのですが、加熱するとその旨みがよりいっそう引き立つ加熱用トマトです。
参加者のみなさんに、トマトペーストをそのまま試食していただきました。
「えっ、これ本当に何にも加えてないの?」「砂糖や塩は入ってないの?」とびっくりした様子。
「自然な甘味でとってもおいしい!」と大絶賛をいただきました!
菅栄養士は、学校給食栄養士を40年務めたその道のプロフェッショナルです。普通の料理講習会では調理方法などで終わってしまうものなんでしょうが、菅栄養士は今の時期に不足しがちな栄養素の話や、野菜嫌いな子どもにどうしたら野菜をおいしく食べてもらうかなどの話を気さくに語りながら調理します。
「イタリアン」なんていうと、ちょっと構えてしまうんですが、菅栄養士の説明を聞いていると、なんとなくこれなら家庭でもできそう、作ってみたいという気分になっちゃうから不思議なんだなぁ。
さて、お楽しみの試食タイムです。
〜本日のメニュー〜
鶏もも肉のソテー
〜夏野菜のトマトソース添え〜
横手産シシリアンルージュの
ふわふわたまごスープ
ライス
トマト寒天入りゼリー
アイスティー
緑に囲まれた大雄ふれあいホールで食べるランチの味はまた格別においしいでしょうね。
かなちゃんもちょこっと試食・・・「うめっ!」
さっぱり栄養満点料理として、夏野菜のトマトソースは、かなちゃん家でもこの夏のマストアイテムになることでしょう。
参加者のみなさんからの感想・ご意見の中に
「シシリアンルージュなどの新しい野菜を知ることができました」というご意見が多くありました。
せっかく横手でおいしい野菜や新しい野菜があっても、なかなかそれを知ることができなかったり、その美味しさを引き出す方法がわからなかったりするのは本当にもったいないことです。
こうした機会を通じて、より多くの方に横手の食材を知っていただき、使っていただき、「横手の野菜はうめっ!」って言っていただけるよう、今後もこの講座をつづけていきますのでどうぞご活用ください。
〜広げよう地産地消の輪〜
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すいかの名産地2009.07.14 Tuesday
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♪ともだちができた すいかの名産地
なかよしこよし すいかの名産地 ♪
すいか大好きかなちゃんは、よくこの歌を夏になると口ずさんでいます。
横手市雄物川町はすいかの名産地です。生産量は県内No.1なんですよ。大きなまん丸のすいかが道端から見えるようになると「夏が来たー!」と実感します。
雄物川町雄南地区は特にすいか栽培が盛んな地域です。
秋田県オリジナル品種の「あきた夏丸」です。爽やかで力強い、いい名前ですね。
大玉品種で、重さは8キロ前後まで大きくなるそうです。肉質は硬めで、シャリっと甘いのが特徴です。
おいしいすいかの条件が全部そろった万能すいかですね。
太陽の光がジリジリと照りつける暑〜い中、もくもくと作業をしていらっしゃるご夫婦に、今どんな作業をしているのか伺いました。今の時期はすいかを回転させてお日様を均等に当てているのだそうです。
そうしないと、割った時に色や糖度などに差がでてしまうのだとか。
しかも!すいかのお尻の部分を見ると、地べたに直についていなくって、プラスチックの台の上に乗っかっているのです。(↓見えますか?青い台が)
台の上に乗せると、大雨が降った時に水気でおしりが黄色く変色するのを防いだり、病気にかかりにくくなるのだそうです。
と、言葉で言うのは簡単ですよねぇ。でもこの広いすいか畑に一体何個のすいかがあるのよぉーーーっ!
一個一個座布団しいて、幾度もすいかの向きを変え、その他にもいろんな大変な作業をし、農家さんが愛情たっぷりかけて育てあげることを想像すると・・・、赤い実の部分を1センチ位残して食べるなんてバチ当たりなことは絶対出来ません!
収穫・出荷は早いところでは今週末から始まります。本格的な収穫は来週からお盆あたりまで続くそうです。
収穫・出荷の様子は、また今度ブログで紹介しますのでお楽しみにね!
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雄物川でアタ〜ック!2009.07.11 Saturday
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7月10日から3日間、雄物川体育館を会場に「全国ブロック選抜高校バレーボール大会横手わか杉カップ」が開催されています。
なぜかかなちゃんも大会の競技役員!?になっていてその白熱したプレーを超間近で見ることができるんです。(えっ!?バボちゃん役かって?・・ちゃんと真面目な役員ですよ!)
地元横手市を代表して雄物川高校男子バレーボール部が出場しています。
彼らが放つアタックは、もう迫力満点。ズバッと決まった時は見ている私もガッツポーズ、気分もスカッとします。
そして、ここに集まってきたチームのレベルの高さに興奮します。
観客席も満員で、会場内は熱気に満ち溢れています。少々蒸し暑いのが難点ですけど・・・。
でも!盛り上がっているのは体育館の中だけではありません。
外の広場では横手焼そばをはじめ、地元横手の農産品や加工品を販売している出店が軒を連ねます。
そして、外では選手たちを巻き込んだイベントが行われ、大いに盛り上がりました。
そのイベントを爽やかに盛り上げてくれたのがこのお二人
雄物川高校女子バレーボール部三年の 阿部千夏さんと石川佳菜さんです。
「家(うち)んとこ紹介しちゃおう!」のコーナーで各校の代表選手にインタビューして、どんなチームなのか、練習風景などを聞くというのが彼女たちの役目です。二人は超ノリがよくって笑顔がかわいくてはじけてるんですよ。
「練習が休みの日は何してますか?」
「バレーボールのことを忘れて、遊んだり、ビデオを見たりしています。」
ん〜、高校生らしい爽やかな受け答えでした。
そして一番印象深かったのは、深谷高校のコメントでした。
「深谷高校はどんなところにありますか?」
「まわりが全部ネギです。」
まわりが全部ネギな状態を想像しちゃいました。ネギの匂いがただよってるのかなぁ・・・。
「ネギを使った食べ物で一番好きなのは何ですか?」
「・・・母さんの作る、ネギのみそ汁です。」
素敵!!!
やっぱりおふくろの味ってやつですかねぇ。
ここに来ているチームは一年中練習や試合で全国を駆け回り、その土地土地のごはんを食べていることと思います。横手のごはんは多分どこにも負けないぐらいおいしいと私は思います。
でも、選手たちにとって試合や練習が終わった後、ゆっくり家で食べるお母さんの御飯が一番なんだなあとインタビューを聞いて思いました。
「母さんが作る ネギのみそ汁」
シンプルだけどなんておいしそうなんだろう。
横手にいる間、横手のおいしいものをできるだけたくさん食べていって欲しいです。
そしてまた来年この大会に来るときは、「あー、あのごはんがおいしい横手!」と思っていただけたら超うれしいな!
がんばれ雄物川高校!
がんばれ みんな!
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いぶりがっこの道2009.07.09 Thursday
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いぶりがっこでお茶っこ。
いぶりがっこでビール。
いぶりがっこで日本酒。
すばらしい!実にすばらしい!
いぶりがっこ発祥の地といわれる横手市山内地域。
今もなお100軒ほどの農家が自家製いぶりがっこを漬け込んでいます。
よくテレビや新聞などで取り上げられるいぶりがっこを燻す作業は晩秋の風物詩。それを漬け込み、冬にはいぶりがっこが完成します。
私はいぶりがっこが大・大・大好物ですが、食べる時浮かんでくる映像はやっぱり「燻し」
燻す前の大根はどこでどのように栽培されて、どうやって漬けられるのかなんて今まで考えたこともありませんでした。
いぶりがっこ発祥の地 山内地域では、それが当たり前のことかもしれませんが、自分の家で栽培した大根を燻し、漬け込み、そこの家ならではのいぶりがっこに仕上げるのです。
だから多分100軒あれば100の味があって、「あっ、これは○○さん家のがっこだ」と食べればわかるんでしょうね。
さてこのほど、「大根(いぶり用)栽培講習会」が山内いぶりがっこ生産者の会の会員さんが多数参加し開催されました。
自家製いぶりがっこの技術・品質向上をめざしている農家の皆さんの眼差しは真剣そのものです。
=勉強したこと=
・種まきが始まるのは8月下旬。それまでの土作りが重要。
・良質な発酵完熟堆肥を惜しげもなく使用すること。
・畑の耕し方を入念に。
・畑に行けば行くほど大根の言いたいことが伝わってくる。
・・・ などなど
「土」それこそが、おいしい大根を育てる母なる存在なんですね。
私がいつも食べている、あのおいしいいぶりがっこ作りはもう始まっているのです!
農家の皆さんはいわば“いぶりがっこ作りのプロ”
栽培技術を再確認し、各自の技術の情報交換の場にもなったようです。各方から注目も頂き、生産者の意識は向上しています。
そして何より、山間の村が確実に元気になっています!
晩秋にはいぶし作業がはじまる。
食べられるのは雪が降るころ。
今はこんなに暑いのに。。。
いぶりがっこが今から楽しみ!
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